仙台で不動産営業を考える人へ|プロスポーツ選手との決定的な違い

現在、サッカーのワールドカップが開催されていますね。

本格的に事業を始める前で、比較的時間を調整しやすいこともあり、私も結構な試合数を観戦しています。

それにしても、世界のトップ選手たちのプレーは本当にすごいですね。

メッシやモドリッチ、クリスティアーノ・ロナウド、そして日本の長友選手。

40歳前後になっても、あれだけのパフォーマンスを維持している姿には驚かされます。

特にメッシの動きは、見ていて惚れ惚れします。

無駄な動きが少なく、難しいプレーもいとも簡単にこなしてしまう。

私が好きな野球の落合選手にも、どこか通じるものを感じます。

超一流の選手になると、余計な力が抜けて、動きそのものが美しいんですよね。

もちろん、あのプレーは一朝一夕で身についたものではありません。

幼い頃から何年も練習を重ね、数えきれないほどの経験を積んできたのでしょう。

以前読んだ『GRIT(やり抜く力)』という本でも、一流になるために長い時間をかけて練習を積み重ねることの重要性が紹介されていました。

そんなことを考えながら試合を見ていて、ふと不動産営業のことを思い出しました。

55歳で宅建の勉強をした頃。

私は55歳で宅建の資格を取得しました。

一般的には300時間程度が勉強時間の目安と言われることもありますが、私の場合は約750時間かかりました。

この年齢になると、覚えたつもりでも翌日には忘れていることがあるんですよね(笑)。

何度もテキストを読み返し、問題を解きながら、少しずつ知識を積み重ねていきました。

結果的には、一度目の受験で、合格ラインを5点ほど上回って合格できました。

最初は分からなかったことも、繰り返しているうちに少しずつ理解できるようになる。

自分で経験してみると、勉強にもそれなりの時間が必要なのだと感じました。

では、不動産営業の場合はどうなのでしょうか。

資格の勉強と違って、こちらは知識を覚えれば仕事になるというものでもありません。

物件を調べ、お客様と話し、不動産会社を訪ね、実際の案件に関わっていく。

覚えることも多いですし、人との関係づくりにも時間がかかります。

いろいろ調べたり、経験者の話を聞いたりする中で、私は、まったくの未経験から最初の成約を目指すなら、1,000時間くらいを一つの目安に考えてもいいのではないかと思うようになりました。

1日8時間、週5日活動すれば約半年。兼業で1日4時間なら約1年です。

こうして考えると、決して短い時間ではありませんね。

もちろん、500時間で結果が出る人もいれば、1,500時間かかる人もいるかもしれません。

実際、仕事を掛け持ちしながらエージェントとして活動し、最初の成約まで1年ほどかかったという方のお話も聞いたことがあります。実は、その方は今ではREMAXでもトップクラスの売上を上げていると伺いました。

ただ、私はここで人と競う必要はないと思っています。

相手のある仕事ですから、必ずしも計算どおりにはいきません。

早く結果が出れば、それは素晴らしいことです。でも、時間がかかったからといって、それまでの経験が無駄になるわけではありません。

半年前には分からなかったことが理解できるようになったり、初めて訪問した業者さんに顔を覚えてもらえたり。

そんな小さな変化も、立派な成長ですよね。

人と比べるよりも、自分自身と向き合う時間なのかもしれません。

最初の1,000時間は、種まきの時間でもある。

不動産営業の面白いところは、最初の成約に向けて活動している間にも、少しずつ人とのつながりができていくことだと思います。

例えば、最初は名刺交換だけだった不動産会社の方と、何度か顔を合わせるうちに情報交換ができるようになる。

そのうち、物件の相談をいただいたり、別の方を紹介してもらえたりするかもしれません。

最初の1件が生まれるまでに積み重ねてきた活動が、その後の仕事にもつながっていくわけです。

考えてみると、これはなかなか面白い仕組みですよね。

最初は自分から仕事を探しに行くことが多くても、経験を積み、人とのつながりが増えてくれば、仕事の生まれ方も少しずつ変わっていく。

もちろん、誰でもそうなるとは限りません。

それでも、一度築いた関係や経験が、その後も自分の財産として残っていくところに、不動産営業の魅力を感じています。

そして、プロスポーツ選手と不動産営業には、もう一つ大きな違いがあると思っています。

スポーツの世界では、どんなに優れた選手でも、いつかは体力的な限界が訪れます。

でも、不動産の仕事は少し違います。

年齢を重ねてきたからこそ、役立つ経験もあると思うんです。

これまでの仕事で出会った人たち、失敗した経験、家族や生活のこと。

そうした人生経験が、お客様との会話や、物事を判断するときに思いがけず役立つこともあるでしょう。

不動産の仕事は、経験を積むほど面白くなっていく部分があるのかもしれませんね。

私自身、55歳で宅建を取得し、56歳で不動産会社を立ち上げることになりました。

プロスポーツ選手なら、現役を引退して15年、20年と経っているような年齢です。

それが、不動産の世界ではまだまだ新人なんです(笑)。

そう考えると、これから先がちょっと楽しみになりますね。

齋藤 秀哉

Office Owner / 泉区将監出身。活動エリアも将監です。50代半ばからの挑戦。街の身近な相談役として、体が動く限り皆様に寄り添い続けます。

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